最初はアルバイトで応募しました。中学校の教師を目指していて、教職に就くまでに人生経験をもっと積んでおきたいと思い、いろいろなアルバイトをしていました。お風呂という場所は初めてで興味がありました。お風呂が趣味で好きだったこともありますが「体を癒す場所を支える仕事」に惹かれたのもきっかけでした。実際に働いてみると、様々な種類のお風呂があり、正しい入浴法や知らなかったサウナの魅力を学べたこともあって、気づけば正社員を目指していました。

温浴部門の主任として、施設内の設備管理の他、物販と岩盤浴など売上に関わる店舗運営全般を担当しています。お客様の声を一番近くで聞いている現場スタッフと連携しながら、数字とお客様満足度の両方を目指しています。物販では仕入れから担当しているので、夏場にアイスの種類を増やしたり、既存のものより色展開が多いサウナハットを販売して売上を伸ばしました。売上を伸ばせば自分の評価にも繋がるので、モチベーションも上がります。サウナでは話題のロウリュサービスを行っています。

多くのサービス業の中で、一番早く「ありがとう」をもらえるのがこの仕事だと思っています。受付時の「ありがとう」から始まり、現場では様々な場面でお客様の満足をダイレクトに感じることができます。特にサウナのロウリュは他では経験できないサービスです。私自身、常連のお客様からご指名をいただくことがあります。同じ暑さを共有して目一杯タオルを振る。そして「気持ち良かった！ありがとう！」という言葉をもらって、入浴代金以上の満足で帰っていただく。それがこの仕事の魅力であり、私のやりがいです。

お風呂が大好きなので仲間と他店のお風呂巡りをしています。本当に好きなのですが、もうお客目線にはなれなくて、管理の方法や施設の特色、スタッフの動き、見ていて気持ち良いというポイントを見つけると、マニュアルに取り入れたいなどと考えてしまいます。冷凍庫を見て、霜が張っていると掃除したくなったり（笑）。でも入浴後の楽しみ方や癒しを探しに出かけ、古くからの日本文化のお風呂を最高の趣味として楽しめるようになったのは、とても良かったと思っています。

売上面でさらに成果が出せるように、各分野での施策やイベントを提案・実行していきたいと考えています。特に大好きなサウナでは「アウフグース」など面白いイベントをたくさん開催して、お客様に喜んでもらいたいと思います。物販では、激安セールなども考えています。評判になって、お風呂の売上に繋がれば赤字分は回収できるので、周知を目指したイベントを開催してみたいです。スタッフがより働きやすく、成長を実感できるような環境づくりにも力を入れていきたいと思っています。