事業実績(導入企業様の声)

有限会社アールコーポレーション

有限会社アールコーポレーション様

  • 運営コンサルティング
  • 開業コンサルティング
  • 設計施工サポート

日本の人材や技術、コンテンツを世界に広げる業務を行う有限会社アールコーポレーション様が、中華人民共和国 黒竜江省チチハルの新設温浴施設「チチハル鶴乃湯温泉」の開業プロジェクトにおいて、タッグを組む日本の温浴施設事業者として弊社が選ばれる。マーケティング調査やスタッフ教育等の開業準備だけではなく施設設計にも携わり、開業後も2年間にわたりコンサルタントとして施設運営をサポート。(2016年5月まで)

運営開始日
2014年5月1日
施設名
チチハル鶴乃湯温泉
所在地
中華人民共和国 黒竜江省チチハル
業務項目
マーケティング調査、開業計画スケジューリング、スタッフ教育、運営マニュアル作成など

企業様の声

有限会社アールコーポレーション様インタビュー

印刷・制作業務を主軸に、日本文化を海外に発信する活動にも力を入れておられる、有限会社アールコーポレーションさま。 中国のチチハル市にて温泉施設「チチハル鶴之湯温泉」の開業するにあたり、タッグを組む日本企業を探しておられたところに、弊社がご縁をいただきました。日本と中国の温泉文化の違いと、弊社のサービスへのご感想をお伺いします。

御社がツルカメO&Eへの依頼を検討されたきっかけをお聞かせください。

ことの始まりは、当社のお客さまである中国のデベロッパーさまから「中国のチチハル市に温泉施設を建設しており、運営ができる日本企業を探している」とご相談いただいたことでした。
お打ち合わせを兼ねて、当社とつながりがあった熊本県のとある温泉施設にデベロッパーさまをご招待したところ、「ここと同じような施設を作りたい!」とたいへん気に入られたんです。


その温泉施設の運営を手掛けていたのがツルカメO&Eさまで、ぜひ力を貸してくれないかと当社からお声掛けしたことで、お付き合いが始まりました。

有限会社アールコーポレーション様インタビュー

プロジェクト全体の流れを振り返っていただけますか?

ツルカメO&Eさまには、チチハル鶴之湯温泉の設計に関する問題提起と改善提案、スタッフの教育に、運営マニュアルの作成など開業に向けた準備全般をご依頼しました。
まず始めたのは、チチハル鶴之湯温泉の設計図面の確認です。すでに建設が進んでいる状態だったのですが、温泉施設の動線としてよくない部分があるなど、ちらほらと問題点が見つかってしまいまして…。
とはいえ、いまさら建て直すことはできません。そこで現状の設計はそのままに、汚れ物を回収して移動するルートを確保したり、スタッフルームの場所を変えたりと、できるかぎりの改善提案をしていただきました。


また、スタッフ教育に関して、ツルカメO&Eさまでは自社所有の温泉施設にて研修を行うんです。座学だけでなく、体験しながら実際の仕事を覚えることができる研修なので、スタッフの成長に大いに役立ちました。

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ツルカメO&Eに依頼された率直な感想をお聞かせください。

心強い、の一言でした。ツルカメO&Eさまは自社で温泉施設を所有されているため、膨大な知識とノウハウを持っておられます。
温泉施設を建設する土地の風土や、その地域の方々の習慣に合うのはどんな施設か、きちんと調べて提案してくださるので信頼できるんです。
加えて、運営側の利益も考慮した提案も得意とされています。お客さまが心地よく過ごせるのはもちろん、運営側にも負担の少ない温泉施設をつくるために、そのつど最善のアドバイスをくださいました。


プロジェクトの開始から鶴の湯の開業までにかかった期間は2年ほど。開業後も設備のメンテナンス方法をお聞きするなど、継続的にサポートいただいています。
いつも対応が丁寧で、どんな些細なことでも相談に乗ってくださるので、安心感がありますね。

有限会社アールコーポレーション様インタビュー

エンドユーザー、実際に施設に入浴されるお客さまの反応はいかがでしたか?

チチハル鶴之湯温泉は、同時収容最大人数が850人、多い日で1日に2,000人のお客さまが訪れる人気の施設です。
魅力はなんといっても広くて開放感があること。飲食メニューにも力を入れ、現地のおいしい料理はもちろん、ツルカメO&Eさまのアイデアでおしゃれなカクテルも多数提供しています。丸1日楽しめるほど充実していて、リピーターも多いです。
今回のチチハル鶴之湯温泉の開業にあたっては、日本のスーパー銭湯文化を中国に伝えたいという気持ちがありました。日本のサービスやおもてなしは素晴らしいものですし、衛生観念の高さも肌で感じていただきたかったんです。


実は、中国では裸で温泉に入るのが一般的ではありません。中国では「温泉は家族と一緒に入るもの」と考える人が多く、温泉施設の大半は男女一緒に、水着で入る形式になっています。
チチハル鶴之湯温泉に訪れるお客さまも、最初は裸で入浴することに抵抗感を抱きます。しかし、一度入浴すると癖になり、日本式温泉の虜になるみたいですよ。

有限会社アールコーポレーション様インタビュー
有限会社アールコーポレーション様インタビュー

今回のご依頼に際し、他社比較はされましたか?最終的に御社がツルカメO&Eを選ばれた決め手を教えてください。

今回は同業他社と比較することなく、ツルカメO&Eさま一択でご依頼しましたが、結果的に大正解でした。
ツルカメO&Eさまの強みは、長年自社にて温泉施設を運営されていることと、豊富な知識とノウハウをお持ちであることです。温泉事業のすべてを熟知されていて、温泉の掘削に泉質調査など、温泉施設の建設の始まり部分から手伝っていただけることには驚きました。


施設の設計にあたっては、建設する場所によって建物のテイストを変えるなどアイデアも豊富で、アドバイスも的確です。
温泉施設の設計からコンサルティング、設備導入にスタッフ研修まで一括でご依頼できる会社はそうありません。すべて一社にお任せできるのは、依頼する顧客側としても大きなメリットではないでしょうか。


チチハル鶴之湯温泉のプロジェクトを機に、ツルカメO&Eさまは、当社が経営する株式会社温泉施設経営研究所 田(でん) のチームにもご参加くださいました。いまもお力を借りながら、中国の各地で温泉施設の建設事業にあたっています。
当社が自信を持って中国に向けた日本式温泉のプロモーション活動ができるのは、ツルカメO&Eさまがいるおかげです。これからも末永くお付き合いできればうれしく思います。

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